市販資材のbacillus菌
MOG-A1菌の菌糸
写真説明
MOG-A1菌は好気性菌。
酸素が供給されるエリアにMOG-A1菌の菌糸が一面に広がっている。
bacillus菌も好気性であるが、bacillus菌のコロニーは見られない。
圃場にMOG-A1菌を施与した場合、この写真と同じようにMOG-A1菌がエリアの支配菌となると思われる。
他の多くの微生物は、MOG-A1菌と共存できる菌を除き「休眠」する。
土壌病害菌の糸状菌、細菌も「休眠」する。
MOG-A1菌は担子菌の木材腐朽菌。
この木材腐朽菌の菌糸は強力で、多くの糸状菌、細菌、放線菌は負け組菌となる。
地球地表の枯れ落ち葉が堆積しているエリアの支配菌は「木材腐朽菌」である。
土壌微生物ではなく地表微生物の問題。
有機農法ではbacillus菌が・・・過大評価されて宣伝されているが、
圃場での実際のbacillus菌の生態系は、植物に大きく寄与している菌ではない。
病害菌に対して強力な拮抗作用を持たない。
乾燥すると・・・途端に休眠に入るからである。
畑、圃場では、何日も雨が降らないで地表が乾燥状態が続く・・・。
こういう条件ではbacillus菌は休眠してしまう。
こういう条件下ではMOG-A1菌の菌糸は「休眠」ではなく「活性休止」である。
休止は・・・雨が降ればすぐに活性する。
休眠は活性するのに時間を要する。
この時間の差が・・・地表エリアの場所取り競争で決定的な勝敗を決める要因になる。
土壌内、地表でMOG-A1菌と市販資材bacillus菌の生態、抗争の姿を検証する試験
供試材料
治自体の浄化施設で培養土化されている市販のbacillus菌
MOG-A1菌
腐葉土入り培養土
試験方法
培養土を500cc保存ビンに充填しオートクレイブ滅菌。
これにbacillus菌、MOG-A1菌の混合懸濁液を5cc添加。
最低温度 5℃ 最高温度20℃
室内、静置培養。
試験開始
2018年3月30日
写真 4月22日
菌の繁殖状況を観察。
MOG-A1菌と市販資材Bacillus菌の抗争試験
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